ニート・フリーターでもどうにかなる人生

フリーターは虚しさとの戦い? 気楽だけど代わり映えのない日々

会社に就職しないことにより、普段の激務はもちろんのこと、同僚や上司との付き合いや次々と拡張されていく業務内容などの面倒な物事から解放されている存在がフリーターです。確かに収入こそ少なく抑えられがちですが、引き換えに彼らは非常に身軽で気楽な存在であることを許されています。しかし、そんなフリーターにもフリーターなりの苦労や悩みが存在するでしょう。収入の話や将来性の問題もそうですが、意外と見落とされがちなのが「退屈」です。

【何故フリーターの生活は退屈してしまうのか?】

フリーターは正規雇用ではないため、昇給や昇進などのシステムとはあまり縁がありません。職場によっては能力や経験に応じたランク制度などを設けてはいますが、正規雇用者の昇進システムと比べれば奥行きが狭く、コツを抑えつつ働き続ければ容易に登りつめることができるでしょう。このことが原因となって、フリーターの生活にはとある問題が発生します。それこそが退屈です。昇進がなければ毎日の業務に代わり映えはなく、昇給がなければプライベートで使えるお金も増えません。そのため、どうしても「いつもの仕事」「いつもの休日」のパターンを延々繰り返すことになりがちなのです。

【度の過ぎた自由は却ってやる気を奪う】

しかしいくらお金がないとは言っても、フリーターには背負っている社会的責任が少ないため、それらに縛られず自由に振る舞うことができます。一日分の時給を失う覚悟を決めるか、あるいはちゃんと有給制度を承認してもらえる職場に勤めているのであれば、休日を捻出することもできるでしょう。ならばその休日を使って好き勝手に振る舞えばそうそう飽きることは無いように思えますね。しかし、現実はそう上手くはいきません。あなたは学生時代の夏休みなどに、時間がありすぎて逆にやることがなかった、という経験はありませんか? まさしく、フリーターの休日にも同じことが起こり得るのです。彼らはあまりにも自由であり、日頃から物事にあまり縛られていないがために、却って休日にやること、やりたいことを見失ってしまうことが多いのです。結果として、折角の休日なのに何もしなかった、ずっとスマートフォンをいじっていたら休日が終わっていた、という悲しいオチがつきます。もちろん、本人がその休日に満足しているのであれば、問題はないのですが……。

【気楽だが退屈でもある生活に耐えられるか?】

フリーターの業務は幅があまり広くはなく、やりがいを見出すのは中々難しい仕事がほとんど。そして休日はお金が少ない上に自由すぎるせいで却ってやることを見失いがちです。すると働いている日も休日もあまり代わり映えがせず、少しずつ生活に飽きてきてしまうでしょう。フリーターは気楽な身分ではありますが、勝手に移り変わってはくれない生活に、自ら変化や彩りを見出だせる人でないと続けるのは案外に難しいものなのです。もしあなたが学生などの身分で、これから何らかの理由でフリーターになろうと考えているのなら、この点について、よく考えてみてください。自主的に、日々の生活に意味を見出だすことができるのなら大丈夫でしょうが、そうでない場合は他の道を探した方が良いかもしれません。