ニート・フリーターでもどうにかなる人生

フリーのコンサルタント業

フリーのコンサルタントですけど何か?~ Cさん

Cさんは35才。大学卒業後は銀行に就職しました。銀行で企業融資の業務をマスターしたことが今役に立っています。銀行勤め5年目のときに外資系の生命保険会社からスカウトされて、保険のセールスマンに転身しました。しかし、保険は全然売れなかったそうです。

収入が激減して、夜はコンビニのバイトを掛け持ちしてセールスをつづけましたが、昼間の仕事の稼ぎはコンビニのバイト代よりも少なく、結局生保はやめてしまいます。しばらくはフリーター生活をしていましたが、銀行員時代の顧客から、その会社の決算を手伝って欲しいと依頼を受けたのがきっかけで、ひとりでコンサルタント業を始めました。



最初は会計の手伝いでした

Cさんは銀行にいたため、会計書類をつくるのは得意でした。はじめは、企業の決算書類を作成したり、銀行に融資の申し込みをする際の書類作りを手伝い、お小遣い程度のバイト代を受け取っていました。コンビニのバイトよりは少しマシな程度の収入です。そのうち、社長の紹介で他の会社の仕事も請け負うようになりました。

毎日いろんな会社に出入りしていると、細々とした相談も受けるようになります。「いい引越し屋を知らないか?」「新しい店を出したいから不動産屋と交渉してくれ」「書類を作るのが面倒だから書いてくれ」「PCを買い換えたいから、何とかしてくれ」「社員の募集広告を出してくれ」「代わりに面接してくれ」などなど。中小企業の経営者が、面倒くさがるような小さな仕事を請け負っては、お小遣いを受け取るようになったのです。

仕事がどんどん舞い込んで、まともな収入を得られるようになりました

頼まれればどんな仕事でも、引き受けました。引越しの時には、ダンボールに梱包したり重い荷物を運んだり、キャビネットの組み立てをしたりもします。力仕事から頭脳労働までどんなことでも受けていると、いつの間にか、クライアントにとってはなくてはならない「コンサルタント」になったのです。

それで、個別の業務ごとにお金を請求するのではなく、「コンサルタント料」として月額で一定の金額を受け取る方式に変えたのです。そうすることで収入が安定し、クライアントにとっても仕事を依頼しやすくなりました。どんな仕事も請け負う代わりに、月額10万円というような契約を結びます。クライアントごとに仕事の内容もボリュームも異なるので、関わる仕事の時間量の目安に応じて、5万円にしたり20万円にしたりしました。

こうしていくつかの会社と「顧問契約」のような形で、中小企業の仕事のサポートをしているのです。現在の収入は同年代のサラリーマンの倍程度あるそうです。決算の繁忙期にはとても忙しくなって大変なこともありますが、時期によっては2週間の休暇をとることもでき、「とても自由度が高い」のだそうです。「上司もいないし、仕事は自分でコントロールできるので、気分的にはとても楽」だとCさんは言います。

ただ、「10年後、20年後も今の仕事ができるのかどうかは不安」とも感じていて、まだまだ仕事の仕方については検討しなければならないのだそうです。