ニート・フリーターでもどうにかなる人生

「フリーター」の学歴

フリーターの学歴ってどうなの?

総務省の調査によれば、34才以下のフリーターは183万人います。その中には中卒の人もいれば、高校中退者、高卒者や大卒者もいます。専門学校を出た人、短大を卒業した人もいます。さまざまな学歴の人がいますが、最も多いのは高卒でフリーターになる人たちです。年齢層別にみても24才以下が中心で、全体としては低学歴・低年齢層が多いと言えます。彼らは必ずしも自らフリーターを選択しているわけではないようです。

フリーターの7割が高卒以下

現在のフリーターの学歴分布は、大学や大学院を卒業した人が10%。短大や高専卒が22%、高卒・中卒は68%となっています。最近の大学進学率は50%を超えており、ほぼ2人に1人は大学卒であることを考えると、フリーターになるのは、高卒が多いということになります。

近年の就職難で、大学卒でも就職できない人・しない人が毎年10万人程度いることも合わせて勘案すると、大卒でフリーターになる人たちの中には、その後正社員になる人がかなり多いと推定されます。高卒者、高校中退者などはずっとフリーターを続ける人が多いのでしょう。

雇用統計によると、24才以下の層では、中卒・高卒のうち24%がフリーター、大卒では10%がフリーターです。25才~34才では、中卒・高卒は9.1%、大卒は3.1%です。やはり、大卒者の中においては、フリーターの出現率は低いと言えますし、中卒・高卒においては、フリーターの出現率が高いと言えます。特に、24才以下の女性については、中卒・高卒では33.3%がフリーターとなっており、女性の正社員が少ないことが分かります。

年齢別にはどうなっているのか?

年齢層別にフリーターの割合を見て見ると、24才以下では、男性の15.4%、女性の23.9%がフリーターです。34才までの層では、男性が4%、女性は15%です。35才~44才では男性は1.3%、女性は19.6%と、男性についてはめったにいなくなります。

フリーターは学歴が低く、年齢も若い人が中心ということになりますが、そうした人たちが「自由」に生きるのはとても難しいことです。知識やスキルがないケースが多く、学習意欲も高いわけではないので、自らの力でビジネスチャンスを広げることがなかなかできません。知識や能力があれば、自ら起業したりビジネスを始めたり、フリーランスで専門的な仕事をすることができますが、スキルも道具もないので、仕事の幅を広げることができる人は一部に限られてしまうでしょう。

「フリーランス」といえばカッコよい響きはありますが、実際にはそれ以外の選択肢がなく、しかたなくフリーターに甘んじているケースも少なくないようです。フリーターの実態はかなり厳しいものです。

フリーターのおよそ7割が高卒で、若い層が中心です。自由気ままに生きているというよりも、仕方なく選択している人が多いという実態のようです。自らの力でビジネスを始めることができないため、いつまでも仕方なくフリーターを続ける人が多いのでしょう。