ニート・フリーターでもどうにかなる人生

フリーターの定義とは?

そもそもフリーターってなんだっけ?

「フリーター」というと最近できたもののように思っている人もいるかも知れませんが、30年前にできた言葉です。アルバイト情報誌の「フロム・エー」が、「フリー・アルバイター」という呼び方をしたのが最初です。その後「フリーター」に縮められ現在まで使われています。「アルバイト」という言葉はドイツ語ですので、それを英語風にアレンジしていて、正統な言語ではない日本語の造語です。 アルバイトをする人は、もともとフリーランスですので、わざわざ「フリー」とつける意味はありませんが、何となく語感がよいのでつけてしまったというのが実態のようです。「アルバイト」というと、いかにも「仕方なくやっている」という感じになりますが、「フリーター」と呼べば、それを「選んだ」という感覚になりイメージがよいために歓迎されました。



フリーターの定義

もともとは、自らの意志で正社員にならずにアルバイトで生きていこうとする自由人をさすニュアンスがありましたが、次第にそのイメージは破壊されていきます。特にリーマンショックで、派遣社員やフリーターに職がなくなり、惨めな生活をせざるを得なくなる人が大量発生したことから、「選んでいる」から「他を選べない」に変わったと言えるでしょう。

現在では、「まともに仕事をしないでふらふらしている若者」という意味が込められたり、「正社員になりたいのに、職を得られずしかたなくアルバイトで食いつないでいる人」を指す場合もあります。芸人が「フリーターもしています」と語るなど、「兼業」できるものという扱いをされるケースもあります。

また、新聞の人生相談などでは、職業欄に「フリーター」と書かれているケースもあり、一種の職業扱いされることもあるようです。高校卒業時に、就職するのか進学するのかをはっきりと決めないままの者のことを、高校側が「フリーター」として管理することもあります。ニートとフリーターの境目があいまいになっているのでしょう。

本来はアルバイト生活の人を指す言葉でしたが、現在では、アルバイトの他、パート社員、派遣社員、契約社員や、自営業者も含め、正社員以外の就業形態をすべてまとめて「フリーター」と呼ぶケースもあります。

厚生労働省の定義によれば、「15~34歳の男性又は未婚の女性で、パート・アルバイトして働く者又はこれを希望する者」とされています(学生は含みません)。 不思議なことに、男性は既婚者も含むのに、女性は結婚するとフリーターではなくなります。

フリーターの数は?

総務省の統計によると、平成22年度のフリータの総数は183万人です。そのうち、24才以下が83万人、25才~34才までが93万人となっています。総務省の統計上は、34才以下の人数だけしかわかりません。ちなみに、ニートは60万人です。

フリーターは、アルバイト生活者だけでなく派遣社員や契約社員まで含む幅広い層を呼ぶ言葉となっています。厚生労働省の統計上はアルバイトとパートのみで、34才以下をさしています。